【完全版】アルトサックスのリードの選び方|メーカー比較・硬さ早見表つき(相関図インタラクティブ)

アルトサックスのリード選びは、奏者の悩みの種。「何番を選べばいいの?」「メーカーを替えたら急に吹きにくくなった」という声をよく聞きます。この記事では、リードの基本(カットと硬さ)から主要メーカーの音色のちがい、そしてメーカーをまたいで硬さ・音色を見比べられるインタラクティブ相関図まで、初心者の方にもわかるように解説します。

サックスのリードの基本(カットと硬さ)

リード選びの軸は大きく2つです。1つめは硬さ(番手)。数字が大きいほどかたく、息は要りますが芯のある音になります。2〜2半はやわらかく鳴らしやすいので初心者向け、3〜3半が吹奏楽の定番です。2つめはカット。削りの境目が直線のファイルド(フレンチファイル)はよく振動して明るく反応がよく、U字のアンファイルド(アメリカン)は抵抗があり落ち着いた音になります。

主なメーカー・銘柄の系統

バンドレン(Vandoren)…青箱(トラディショナル)が世界標準の物差し。V16・ZZ・JAVAはジャズ向けで自由に鳴り、V21やV12は暗く密度のある音です。ダダリオ(D’Addario)…Rico(オレンジ)・Rico Royalは明るく軽め、セレクトジャズはジャズ定番、レゼルヴはクラシック向けで暗く豊か、ヘムケは暖かく落ち着いた音。樹脂リード…レジェール(シグネチャー=クラシック向け、アメリカンカット=ジャズ向け、クラシック=最も暗く丈夫)やフォレストーンは、湿らせ不要で長持ちします。

番手が同じでも、メーカーが違えば別物です

ここが一番のポイントです。同じ「3番」でも、メーカーやカットが違うと吹奏感はかなり変わります。たとえばバンドレン青箱を基準にすると、ダダリオのRico系はやや柔らかめ、ヘムケは約半番柔らかめ、V12は少しかため、というように差があります。ですから「数字を合わせる」のではなく、「青箱でいうと何番くらいの硬さか」「どんな音色か」で選ぶのが失敗しないコツです。

アルトサックスのリードを横断比較できる相関図(インタラクティブ)

そこで服部管楽器では、主要メーカーのアルトサックス用リードを「強度(吹奏感のかたさ)×音色キャラ」のひとつの図で見比べられる相関図を作りました。横軸はバンドレン青箱の番手に換算した硬さ(右ほどかたい)、縦の段が音色(上が明るい、下が暗い)です。

  • 点をクリックすると、その番手に近い他社リードが一覧で出ます。
  • メーカー名のチップで表示・非表示を切り替え、見たい数社だけ比較できます。
  • モデル名・番手で検索(スペース区切りで複数同時)もできます。
アルトサックスのリードをメーカー横断で硬さと音色で比較できる相関図
アルトサックスのリードをメーカー横断で硬さと音色で比較できる相関図(イメージ)。下のボタンで実際に動かせます。
▶ インタラクティブ相関図を開く
別タブで開きます。点をクリックすると「近い強度の他社リード」が出ます。

横軸はバンドレン青箱の番手に換算した目安で、各社の表示番手とは一致しません。リードは個体差が大きく、マウスピース・楽器・奏者によって最適は変わります。番手の互換はあくまで目安です。最後は必ず試奏で吹奏感・音程・音色を合わせてください。

よくある質問

Q. 何番から始めればいい?
A. 初心者は2半が扱いやすく、吹奏楽で芯のある音を目指すなら3が定番です。まずは2半か3から、マウスピースの開きに合わせて選びましょう(開きが大きいほど柔らかめのリードが合います)。

Q. クラシックとジャズで違う?
A. クラシックは青箱・V21・レゼルヴなど落ち着いた音、ジャズはV16・ZZ・JAVA・セレクトジャズなど明るく自由に鳴る系が好まれます。相関図の上の段(明るい)と下の段(暗い)で見分けられます。

Q. 交換の目安は?
A. 2〜4週間が目安です。割れたり、鳴りが落ちたり、音色がぼやけてきたら交換しましょう。数枚をローテーションすると長持ちします。

リード選びに迷ったら、服部管楽器へ

「結局どれが自分に合うの?」と迷ったら、ぜひ一度ご相談ください。サックスを専門にするスタッフが、今のマウスピースや楽器、目指す音に合わせてリード選びをお手伝いします。中古楽器も多数取り揃えていますので、楽器ごとステップアップしたい方もお気軽にどうぞ。

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