ファゴットの買取相場は?高く売るためのポイントや売るときの注意点も解説

長年大切に使ってきた楽器を手放すのはとても大きな決断です。

「適正な価格で買い取ってもらえるだろうか」「状態が良くないと査定額が下がってしまうのではないか」と不安に感じることはありませんか?

また、近年では買取業者の数が増加傾向にあり、どの買取業者に依頼すべきか迷われる方も少なくありません。

本記事では豊富な買取実績を持つ服部管楽器が、ファゴットの買取相場や高く売るためのポイント、買取時の注意点について解説します。

ファゴットの買取を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

この記事でわかること
  • メーカーやモデルごとのファゴットの買取相場
  • 服部管楽器の買取実績
  • ファゴットを効果的に買取してもらうためのポイントや注意点

ファゴットの買取なら服部管楽器へ

目次

ファゴットの買取相場

ファゴットは低音域を担当する木管楽器で、深みのある音色は人間の声に近いとも言われます。

オーケストラ団体1組あたり2~3名で構成されることが一般的であり、低音の基盤を支えるだけでなく、ソロパートでの活躍など複数の役割があります。

ファゴットは制作時に多くの材料を必要とするため、他の楽器と比べて非常に高価です。

新品の高級モデルは数百万円に達するものもあり、学校備品などは中古品を求める傾向があります。

一般的に楽器の中古価格は製造メーカー、グレード、製造年、木材の質、キーの状態、音程の安定性によって総合的に判断されます。

ファゴットの場合も同様の項目で査定額が算出されますが、中古品への需要の高さから一般的な楽器の買取相場より高値で取引されやすいです。

メーカー別・グレード別の買取相場

メーカー学生用モデル中級機上級機・プロ用
YAMAHA(ヤマハ)15〜30万円35〜70万円40〜100万円
YFG-31YFG-812YFG-821,YFG-840
Heckel(ヘッケル)80〜150万円200〜500万円
Student ModelNo.41xxx系
W.Schreiber(シュライバー)18〜30万円15〜36万円35〜50万円
S10Model 5010, 5011Model 5013, 5016
Fox(フォックス)25〜40万円60〜120万円140〜250万円
Model IVModel 201, 220Model 601, 660
YAMAHA(ヤマハ)2〜10万円2〜10万円4〜20万円
YOB-241YOB-432YOB-831
Püchner(ピュヒナー)20〜35万円55〜110万円130〜230万円
Model 23Model 24, 24T
Model 27, Superior

※表示年式、付属品の有無により価格は変動します
※記載価格は相場の目安であり、実際の買取額は変動する場合があります

ファゴットの主要メーカーには以下の5つのメーカーが挙げられます。

  • YAMAHA(ヤマハ)
  • Heckel(ヘッケル)
  • W.Schreiber(シュライバー)
  • Fox(フォックス)
  • Püchner(ピュヒナー)

メーカー別の買取価格には、それぞれ独自の特徴があります。

YAMAHA(ヤマハ)のファゴットは、扱いやすさと安定的なクオリティで、幅広い層から人気があります。ファゴット本体の厚みにもこだわり、安定した音程に加え、表現の幅広さが魅力のメーカーです。

Heckel(ヘッケル)は、ドイツの伝統的なブランドであり、ファゴットメーカーの中では圧倒的な需要があります。基本的にすべてオーダーメイドで制作され、プロオーケストラ奏者に愛用されています。

W.Schreiber(シュライバー)は、ドイツの楽器メーカーであり、ファゴットの製造を主力としています。初心者向けの手頃なモデルを展開しており、操作性に優れている点が魅力です。

Fox(フォックス)は、アメリカの代表的なファゴットメーカーであり、他社メーカーと比べ多数のモデルを製造しています。自身の演奏スタイルに合わせてタイプを選択できる点は特徴もFOXならではの魅力です。

Püchner(ピュヒナー)は、ドイツの伝統的なメーカーであり、親子4代にわたり受け継がれた技術によって世界中のプレイヤーから支持されています。独特で美しい響きがピュヒナーのファゴットの特徴です。

服部管楽器のファゴット買取実績

服部管楽器は、楽器の買取や修理、音楽教室の運営、出張演奏など幅広い音楽事業を手がける管楽器専門店です。現在は岡山・東大阪・西巣鴨の3店舗を展開しています。

ファゴットの買取においても、学生向けの入門機からプロ奏者愛用の高級モデルまで幅広く対応が可能です。

ファゴット本体はもちろん、パーツ単体の買取やケースなどの付属品の買取も行なっています。

また、服部管楽器は自社の修理工場を保有しており、本来買取の際に発生するメンテナンスや修理費を自社でまかなえます。

状態に不安のあるファゴットでも、修理によって価値を見出せる可能性が高く、一般的な買取店よりも高額な査定が期待できる点も強みです。

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ファゴットを高く売るための3つのポイント

ファゴットを高く売るためのポイントは大きく3つが挙げられます。

  • 汚れや傷を確認する
  • 付属品やケースを揃える
  • 複数業者に査定を依頼する

詳しく解説します。

汚れや傷を確認しクリーニングを行う

細かな汚れやキズも査定額に影響を与えるため、売却前には汚れや傷のある部位を確認し、できる範囲でクリーニングを行うことがおすすめです。

キー部分の汚れやサビはクリーニングクロスで丁寧に拭き取り、吹き口(ボーカル)や管内部の汚れは、専用のクリーニングロッドとガーゼを使って掃除するとよいでしょう。

また、ファゴットは複雑な構造と多数のキーを持つため、キーの動作確認は重要です。

スムーズに動作しないキーがあれば、専用のオイルで適切な潤滑を行うのも有効です。

ただし、素人判断での分解や過度なクリーニングはおすすめしません。

逆に状態を悪化させてしまうこともあるため、簡易的なクリーニングにとどめておきましょう。

日頃から適切なケアが行われ、汚れや傷が少ないファゴットは、高価買取につながりやすいです。

付属品やケースを揃える

買取に出す際は、ファゴット本体だけでなく、付属品やオリジナルケースが揃っていると、高価買取の可能性が高くなります。

オリジナルケース、説明書、保証書、クリーニングロッドなどの付属品をできる限り揃えておき、購入時の状態に近づけておきましょう。

特にファゴットの場合、ボーカル(吹き口)やウィング管、バス管など複数のパーツで構成されるため、それぞれの部品がきちんと揃っていることが重要です。

他にも、ケースカバーやスタンド、付属のクリーニングクロスや潤滑油、リード、リードケースなども、手元にあれば併せて査定に出すことがおすすめです。

付属品が揃っていれば、買取店側で不足しているものを別途調達するコストを抑えられるため、高価買取が期待できます。

複数業者に査定を依頼する

ファゴットの買取相場は業者の在庫状況や修理体制の違いにより、査定金額にも差が生じます。

適正価格を把握し、より良い金額で買取をしてもらうためにも、複数の買取業者に査定を依頼することがおすすめです。

少なくとも2〜3社に査定を依頼し、査定額を比較するようにしましょう。

近年ではWebやLINEを使って画像を送るだけの査定方法が導入されているため、手軽に査定額の比較が可能です。

また、一般的に査定は無料で行われるため、少しでも高く売りたい場合は、複数業者からの査定額を比較検討して、最も条件の良い業者を選定しましょう。

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ファゴットを買取に出すときの注意点

買取時のトラブルを避け、円滑な取引を行うために以下の3つのポイントを意識するようにしましょう。

  • 汚れや傷は素直に申告する
  • 安心できる業者に依頼する
  • 配送する場合は梱包にも注意する

詳しく解説します。

汚れや傷は素直に申告する

査定時は、楽器の状態についてありのままに伝えることが重要です。

例えばWeb査定を行う場合、傷や汚れの申告を適切にしていないと、正しい査定額が算出できません。

また、複数業者からの相見積もりをとる際も、正確な情報を共有していなければ査定時から金額の変更が起こる可能性があり、比較が困難です。

ファゴットを買取に出す際には、木部のひび割れやキーの動作不良、音色・音程の違和感など、不具合を感じた部分の情報も正直に伝えましょう。

適切な申告により事実確認に時間を要することなく、迅速で安心な取引が可能です。

安心できる業者に依頼する

買取の際は信頼できる買取業者の選択が非常に重要です。

近年は買取業者を名乗る悪質業者も増加しており、不当に安い査定額を提示したり、追加料金を請求したりするケースも報告されています。

買取業者を選定する際には査定額だけでなく以下の点も確認しておきましょう。

  • 買取実績が豊富であること
  • 公式サイトに具体的な買取事例や明確な査定基準が掲載されていること
  • 第三者の口コミや評判が良好であること

また、ファゴットの買取を行う際は、楽器専門の買取店の利用がおすすめです。

楽器専門の買取店であれば、専門スタッフが楽器の価値や希少性を適切に判断し、正確な査定の算出が期待できます。

特にファゴットは構造が複雑で専門知識が求められる楽器であるため、一般的な買取店では適切な査定が難しいケースもあります。

信頼できる楽器買取専門店を選ぶことで、大切な楽器の価値を最大限に引き出すことができるでしょう。

配送する場合は梱包にも注意する

宅配買取を利用する場合は、運送中のトラブルを避けるために適切な梱包を心がけましょう。

ファゴット本体はオリジナルケースに収納し、緩衝材を十分に使用して、衝撃から保護します。ファゴットは複数パーツに分かれるため、それぞれのパーツがケース内で動かないよう固定しておくと安心です。

特にボーカル(吹き口)部分は繊細なため、個別に保護することがおすすめです。

十分に保護してから安全な外箱に入れ、郵送の際は「こわれもの扱い」にしておきましょう。

不安な場合は、スタッフが直接訪問する「出張買取」の検討もおすすめです。

出張買取であれば、楽器を運ぶ必要がなく、その場で買取業者が査定から買取まで対応してくれるため、運送によって破損するリスクがありません。

ファゴット買取でよくある質問

​​ファゴットの買取に関して、お客様からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。

  • 査定から買取までの所要時間
  • 入金までの流れと時期
  • 買取に必要な書類と準備物

詳しく解説します。

査定から買取までにかかる時間

買取方法査定時間買取完了まで備考
店頭買取15〜30分最短即日査定完了後、即時買取が可能です
出張買取30〜60分最短即日当日中に現金での支払いが可能です
WEB査定24時間以内3〜7日写真による簡易査定後、宅配買取へ移行
宅配買取1〜2営業日4〜10日楽器到着後の査定となります

査定から買取完了までにかかる時間は買取方法によって異なります。

店頭買取の場合は即日査定・買取が可能であり、最も早く現金化できる方法です。

出張買取の場合も、予約日当日に査定・買取が完了するため、比較的スピーディーに取引を終えられます。ファゴットのような繊細で高額な楽器には特におすすめの方法です。

一方、宅配買取の場合は、商品到着後1〜3日程度で査定が行われ、その後お客様の承認を経て買取が完了します。承認から入金までにもさらに1〜2日程度かかることがあります。

入金までの流れと時期

入金までの流れは、買取方法によって少々違いがあります。

【店舗持込買取】
①簡易査定
②店舗に直接持参
③その場で査定・契約・支払い

【出張買取】
①簡易査定
②訪問日程調整
③自宅で査定・契約
④現金払いまたは振込

【宅配買取】
①簡易査定
②梱包・発送
③業者で査定
④査定額連絡
⑤承諾後に契約・振込

楽器買取では通常、まず簡易査定(WebやLINE)で査定額を確認した後、実物査定へと進みます。

買取方法によってプロセスに違いがあり、店舗持込なら即日完結、出張買取は自宅で手続き完了、宅配買取は数日程度かかります。

買取方法は自身の要望に応じて、最も都合の良いものを選択すると良いでしょう。

買取店を選定する際には希望する買取方法があるかどうかも併せて確認が必要です。

買取に必要な書類と準備物

買取時に必要な書類は以下の通りです。

  • 本人確認書類(運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど)
  • 楽器の保証書や購入証明書(あれば持参が望ましい)
  • 印鑑(買取金額によって必要な場合あり)
  • 委任状(本人以外が楽器を持ち込む場合)
  • 保護者の同意書(未成年者の場合)

管楽器の買取時には、本人確認書類の提示が必須です。

楽器の保証書や購入証明書があれば査定額アップの可能性もあります。

ファゴットのような高額楽器の取引では印鑑が必要となるケースがあるため準備しておくと安心です。

代理人による持ち込みには委任状が必要であり、未成年者の取引では保護者の同意書が求められます。

事前に買取店へ必要書類を確認し、スムーズに取引できるようにしましょう。

ファゴットを売るなら服部管楽器にご相談ください

大切なファゴットを買取に出す際には、自身でクリーニングを行い、キー部分の汚れやサビを丁寧に拭き取っておきましょう。

メンテナンスが行き届き、丁寧に扱ってきたファゴットは査定額アップも期待できます。

また、状態が悪いファゴットでも、自社の修理工場を持つ買取業者であれば修理コストを内部でまかなえるため、一般的な買取業者より高価買取が可能です。

服部管楽器では、自社の修理工場を保有し、ファゴットに精通した修理技術者が在籍しているため、専門的な視点から楽器の状態と価値を適切に評価できます。

WebやLINEで気軽に査定を行っているため、ファゴット買取をご検討中の方は、ぜひ服部管楽器にご相談ください。

ファゴットの買取なら服部管楽器へ

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