「アンサンブルの良い曲を探しているんだけど、なかなか見つからない。」「アンサンブルコンテスト(アンコン)で金賞を取るにはどんな選曲をすればいいんだろう。」このような悩みはありませんか?
特にアンコン、アンサンブルコンテストは演奏自体も大事ですが、実は選曲によっても結果は大きく左右されます。
そこでこの記事では、吹奏楽CDのレコーディング30枚以上に携わった著者が、フルートアンサンブルのおすすめ楽曲について詳しく解説していきます。
この記事を読めば、あなたに合ったアンサンブルの楽譜が見つかるはずです。
ぜひ最後までお読みください。
アンサンブルコンテストの規定について
最も有名な全日本吹奏楽連盟が主催するアンサンブルコンテスト、その主な規定は以下の通りです。
- 各グループの編成は3名以上8名以内
- 演奏時間は5分以内(5分を超過した場合は失格)
- 審査対象は任意の自由曲1曲(組曲も1曲とみなす/課題曲はなし)
この規定に沿った楽曲を中心に紹介していきたいと思います。
おすすめのフルートアンサンブル曲~フルート3重奏
小組曲第2番(アルビージ)
イタリア人で自身もフルート奏者であるアルビージの作品です。
どうしても四重奏に比べ、軽くなったり薄くなったりしてしまう印象のあるフルート三重奏曲ですが、この曲は厚みや安定感があり、聴き映えが劣らない、というメリットがあります。
美しいメロディの中でも、しっかりとテクニックでもアピールできる部分があり、まさにコンクール向けの1曲と言えるでしょう。
1stフルートにかかる負荷が高めなので、しっかりとした柱・エースがいる団体には特におすすめです。
アンサンブルコンテストでは、第1・4楽章を選択する団体が多いようです。
3本のフルートのための二章(堀 悦子)
現代フルートの魅力を余すところなく詰め込んだ名曲として知られています。
十二音技法で書かれており、譜読みだけでも一苦労なのに、息や呼吸も工夫して音色に変化をつけないと楽曲が完成しません。
非常に難易度の高い曲にはなりますが、ぜひチャレンジしてみてください。
※この楽曲は、フルート2本とアルトフルートの3重奏となります。
フルート三重奏のためのファンタジア(朴 守賢)
吹奏楽作曲家として有名な朴守賢さんの書いたフルート3重奏曲のオリジナル曲。(朴守賢さんは2015年度の吹奏楽コンクールの課題曲「暁闇の宴」も書かれています。)
表題に「ファンタジア」とありますが、形式としてはソナタ形式を採用しています。
グレードは高いですが、特殊奏法は最小限に抑えられていますので、ワンランク上の楽曲を演奏してみたい方におすすめです。
アンサンブルコンテストで全国大会も狙える1曲と言えます。
おすすめのフルートアンサンブル曲~フルート4重奏
想い出は銀の笛(三浦 真理)
ポップス系のリズムを多用しており、非常に聴きやすく、人気の高い楽曲です。
もともとはフルート4重奏のために書かれた曲ですが、非常に人気も高く、フルート3重奏版・フルート4重奏+ピアノ版・フルート6~9重奏版、さらには木管5重奏版・クラリネット3重奏版・サクソフォン4重奏版など多岐にわたる編成が出版されています。
アンサンブルコンテストの全国大会を狙うような楽曲ではないかもしれませんが、コンサートピースや、フルート中級者が取り組むには非常に良い楽曲と言えます。
フルート四重奏のための三章(田村 修平)
中学・高校・大学・一般で複数回全国大会で演奏された、代表的なフルートアンサンブル曲です。
作曲者である田村修平さんいわく、この作品は「絶対音楽」(純粋に音のみによって表現する)として書いたとおっしゃっています。
この絶対音楽と対比されるのが「表題音楽」で、文学や絵画などから着想を受けて書く曲があります。
標題音楽であれば、ある程度ストーリーなどイメージしやすいですが、絶対音楽の場合はそうはいきません。
ですが自由に解釈やイメージができる余地が非常に大きいとも考えることができます。
ぜひ様々な団体の演奏をヒントに、自分たちの団体の音楽を見つけていってくださいね。
※なおこの楽曲は、2ndフルート奏者にピッコロとの持ち替えがあります。
夏山の一日(ボザ)
フランスの作曲家であるボザが書いたフルート4重奏曲の代表作で、彼の故郷であるフランスのニース北西部で過ごした夏の思い出を全4楽章に描いています。
それぞれの楽章に付されたタイトルのとおり、フランスの夏のバカンスの様子が目に浮かぶ美しい作品です。
トータルでは10分以上かかる曲なので、吹奏楽連盟のアンサンブルコンテストに出るには、楽章を絞って参加することになります。(2・3楽章を選択する団体が多いようです。)
全員にソロがある楽曲なので、4名のフルート奏者全員がソロを取れるだけの技量がもとめられます。
グランド・カルテット(クーラウ)
クーラウは ”フルートのベートーヴェン” と呼ばれ、ドイツで生まれたデンマークの作曲家です。
フルートで数多くの傑作を世に生みだし、この「グランド・カルテット」も世界で最も愛されているフルート四重奏曲の1つとなっています。
音楽的には王道とも言える内容で、学びになりますので、多くのフルート奏者におすすめできる1曲です。
なお、アンサンブルコンテストでは、第1楽章を選択する団体が多いようです。
おすすめのフルートアンサンブル曲~番外編
さくらのうた(福田 洋介)
原曲は吹奏楽の楽曲で、福田洋介さんにより、2012年度の全日本吹奏楽コンクールの課題曲として作曲されました。
この「さくらのうた」は数ある吹奏楽コンクール課題曲の中でも、特に人気が高く、コンクールを終えた今でも様々な楽団で演奏されています。
作曲者の福田洋介氏もこの楽曲を非常に気に入っているようで、作曲者自身が様々な楽器で演奏できるように様々な版を発売しています。
フルートが関わるアレンジだけでも
- フルート+ピアノ版
- フルート+ハープ版
- フルートデュオ版
- フルート+クラリネット+ピアノ版
- フルート+オーボエ+ピアノ版
- フルート+バスーン+ピアノ版
- フルート+アルトサックス+ピアノ版
- フルート+ホルン+ピアノ版
- フルート+ユーフォニアム+ピアノ版
- フルート+チェロ+ピアノ版
- フルート+オーボエ+クラリネット+ピアノ版
- フルート四重奏版
- 木管五重奏版
- フルートを含む管楽器6重奏版
これだけの数が発売されています。(楽譜は福田洋介さんの公式HPで購入できます。)
聴きやすい楽曲ですので、気心知れたメンバーでアンサンブルを楽しんでみるのはいかがでしょうか?
より上級の楽器を手に入れて、アンサンブルコンテストに参加しよう!

アンサンブルコンテストはやはり大一番の本番です。
悔いを残さずに演奏するためにも、よりグレードの高い楽器で準備して臨んでみませんか?
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