「フルートにはどのような種類があるのか知りたい」「自分がどのサックスに向いているのかを考えてみたい」このような悩みはありませんか?
実は一般的なフルート以外にも、吹奏楽やオーケストラ、フルートアンサンブルで使用する楽器は数多くあります。
そこでこの記事では、吹奏楽CDのレコーディング30枚以上に携わった著者が、フルートの歴史について詳しく紹介していきます。
この記事を読めば、フルートに対する理解が深まるとともに、自分が演奏したいフルートを見つけるためのヒントを得ることができます。
ぜひ最後までお読みください。
サイズ・音域の種類
「フルート属」と呼ばれる楽器は、以下の6種類で構成されています。
- ピッコロ
- ソプラノフルート
- コンサートフルート(グランドフルート)…いわゆる一般的なフルートのこと
- アルトフルート
- バスフルート
- コントラバスフルート
それぞれの特徴について詳しく解説していきます。
ピッコロ
通常のフルート(コンサートフルート)の1オクターブ上の音域を担当します。
ピッコロの音域は非常に高く、オーケストラや吹奏楽では最高音域を担当。
ピッコロには有名な旋律もあり、オーケストラではベートーヴェン作曲の「交響曲第9番」、吹奏楽ではスーザ作曲の「星条旗よ永遠なれ」などが特に広く知られています。
フルート属の楽器は金属製の楽器を使用することが圧倒的に多いですが、ピッコロだけは木製の楽器を使用するプレーヤーも多くいらっしゃいます。
ソプラノフルート
ソプラノフルートは、コンサートフルートよりも短3度音が高いE♭管、完全4度高いF管の2種類が存在します。
モーツァルトやベートーヴェンの時代には稀に使用されていました。
現在では非常に珍しい楽器で、ソプラノフルートを組み込んだ楽曲が少ないため、演奏される機会はほとんどありません。
コンサートフルートを少し短くしたような形状をしており、音色もコンサートフルートに似ていますが、少しピッコロにも近いようなサウンドがします。
コンサートフルート(グランドフルート)
一般的にフルートと言うとこの「コンサートフルート」を指します。
もはや詳しい説明は不要でしょう。
ソロ・オーケストラ・吹奏楽などクラシックの分野はもちろん、ジャズやボサノバなど、活躍の幅は広いです。
フルート属の中では最も扱いやすく、魅力的な楽曲も多いため、初心者から上級者まで、広く愛されている楽器となります。
アルトフルート
一般的なコンサートフルートの最低音であるド(C)の下のソ(G)まで出すことができます。
フルート属の中では唯一のG管楽器です。
アルトフルートを使うオーケストラ曲としては、ラヴェル作曲「ダフニスとクロエ」、ストラヴィンスキー作曲「春の祭典」などが有名です。
吹奏楽やオーケストラなどの大編成ではあまり見られませんが、フルートアンサンブルではしばしば登場します。
こちらの記事で紹介した堀 悦子氏作曲の「3本のフルートのための二章」は、アンサンブルコンテストなどでも演奏されるフルートアンサンブルの代表作です。
>フルートアンサンブルのおすすめ&有名楽譜を一挙紹介~アンサンブルコンテストにも対応・三重奏曲と四重奏曲を中心に
アルトフルートの頭部管は、コンサートフルートに似たストレートタイプのものと、U時に曲がったタイプの2種類に分かれています。
バスフルート
コンサートフルートの1オクターブ下の楽器となります。(コンサートフルート同様、C管)
管の長さは全長約1.3m、重さは約1.2kgとなっています。
アルトフルートの頭部管はストレートとU字のものが選べましたが、バスフルートは管の長さが長すぎるため、通常U字型のみです。
一般的な楽曲には登場しませんが、フルートアンサンブルや、フルート奏者20~30人程度で構成されるフルートオーケストラでは重宝される楽器です。
フルートオーケストラには、オリジナルの楽曲はほとんどありませんが、バスフルートが入ることで、オーケストラ全体の音域が拡張し、様々な楽曲をフルートオーケストラのために編曲することが可能となります。
コントラバスフルート
コンサートフルートの2オクターブ下の楽器となります。(コンサートフルート同様、C管)
管の長さは全長約1.8m、重さは約4kg、数字の「4」の字のような形で、主に立ったままや支えを使って演奏します。
バスフルートと同様に音域が拡張されるため、フルートアンサンブルや、フルートオーケストラでは重宝される楽器です。
その他の低音フルート属の楽器
バスフルートより完全5度低い(コントラバスフルートより完全4度高い)「F管バスフルート」
アルトフルートより1オクターブ低い「コントラアルトフルート」
コントラバスフルートよりも更に音程が低い「サブコントラバスフルート」「ダブルコントラバスフルート」「ハイパーバスフルート」などがあります。
どれも使われる頻度は非常に少ない、珍しい楽器たちです。
楽器に使われる素材の種類
ここまではそれぞれの楽器について解説してきましたが、その楽器を構成する素材の種類によっても、音の印象は大きく変化します。
ここではフルートによく使われる素材について解説していきますので、最後までお読みください。
なお、管体全体でなく頭部管だけでも素材を変更することで、吹奏感や音色の変化を楽しむことができます。
銀(シルバー)
最もフルートらしい素材といえば、この「銀(シルバー)」となるでしょう。
銀製といっても、フルートは純銀100%でできているわけではありません。
純銀はとてもやわらかいため、通常、他の金属を混ぜ合わせて加工されます。
フルートで多く使用されている銀は、スターリングシルバーという銀含有率92.5%のものです。
音色は柔らかく、明るいクリアな響きが特徴の素材です。
洋銀
洋銀とは、銅を主としニッケル・亜鉛などを含む合金のことを指します。(比率は銅45~65%、ニッケル6~35%、亜鉛15~35%)
音の系統は銀(シルバー)に似ており、安価で初心者にも扱いやすいことから、入門用のモデルに用いられていることが多いです。
金(ゴールド)
フルートでは、9K、14K、18K、24Kが使われます。
数字が大きくなるほど金の純度が高くなり、価格も高くなります。
ゴールドはシルバーが持つ良さを引き継ぎながらも、より華やかで力強いサウンドが特徴です。
プラチナ
フルートに使われる材質の中で最も高い密度の材質です。
音の立ちあがりが良く、ピアニッシモからフォテッシモまでダイナミックレンジが広く多彩な表現ができる点に大きな特徴があります。
ただし、金よりもさらに重い素材であるため、吹奏感も重く、コントロールが難しいという難点も。
プラチナ仕上げを愛するフルート奏者は一定数いますが、ネックなのが素材が高価だという点です。
購入にあたっては、相当な覚悟を持つ必要があります。
木材
木製フルートで使われている木材は、主にグラナディラ(別名:アメリカン・ブラックウッド)という木から制作されています。
グラナディラは、クラリネットやオーボエの素材としても使われる木材です。
温かみのある素朴なサウンドに特徴があり、バロック音楽などには特に相性が良い楽器とされています。
独特の良さがある反面、金属製のフルートと比較すると操作がやや難しいうえ、温度や湿度の変化によって、音色や楽器の調子が変わってしまうという、木材特有の苦労を感じることがあるかもしれません。
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