ファゴットを始めるならGIFT MUSIC SCHOOL 岡山校がおすすめな3つの理由

ファゴットの音色は、リード、口の形、息の使い方など、様々な要因が関係しています。

• リード: ファゴットはリードを使う楽器です。
  リードは演奏前に水につけて湿らせてから演奏します。
  リードの状態によって音色が大きく変わるので、自分に合ったリードを見つけることが重要です。
  
• 口の形: ピンポン玉が入るくらいの空洞を作り、「も」をイメージすると良いでしょう。
  下唇を後ろに軽くずらすとノイズが減ります。
  
• 息の使い方: リードを噛まずに息を吹き込むことが重要です。
  下唇の上にリードを置いて、上唇と優しく包み込むようにしましょう。
  ストローに息を入れるイメージで思い切り吹き込む練習から始めましょう。

ファゴットを演奏する際は、お腹の力加減で音量を調節するため、腹式呼吸を意識することが重要です。

• 腹式呼吸の練習: メトロノームを使って、息を吸って吐く練習を行いましょう。
  息を沢山吸って、1〜2分間呼吸を止めます。
  その後30秒ほどの間で一定量ずつ息を吐きましょう。
  吐き出す時は一気に吹き出さないように、全ての息を吐き切ることを意識します。
  
• 姿勢: ファゴットは楽器が重いので、正しい姿勢で演奏しないと、左手に負担がかかって指を痛めてしまう可能性があります。座って演奏する場合はシートストラップを使い、立って演奏する場合はバランサーというオプションを付けることで、負担を軽減できます。

ファゴットを上達させるためには、ロングトーンと音階練習を重点的に行いましょう。

• ロングトーン: 音色や息遣いを意識して、10分～20分程度行います。
  音色や音量を吹き始めから終わりまで変えないように、腹式呼吸を意識して、沢山のあたたかい息を吹き込んで伸びのある音を意識しましょう。
  
• 音階練習: 音質や音量、音色を統一するための練習です。
  一音ずつピッチを確認しながら丁寧に練習した後、指が慣れてきたら順番にドから1オクターブ上のドまで音を出すようにします。そうしたら今度は逆にドから1オクターブ下のドまで下がります。

ファゴットは、いくつかのジョイントから成る木管楽器で、一般的には5つに分かれます。
ボーカルの次がテナージョイント、下がダブルジョイント、上に上がってバスジョイント、ベルジョイントの順です。

• ダブルジョイント: ダブルジョイントは、2本の管が通る特徴的な構造をしています。
  内側で管が折り返している部分には、金属製のU字管があり、これがファゴットの音程調整に重要な役割を果たしています。
  
• ボーカル: ボーカルは、リードを装着する吹き口部分です。
  長さや材質によって音色が変化するため、奏者は演奏する曲に合わせて適切なボーカルを選びます。

ファゴットは、他の楽器とは異なる独特な奏法が特徴です。

• 指使い: ファゴットは、指10本すべてを使って演奏します。
  特に左手の親指で操作するキイは10個もあり、複雑な指使いが求められます。
  同じ音でも、指使いを替えることで、音色が優しくなったり、小さな音が出しやすくなったりします。
  
• オクターブ跳躍: ファゴットは、1オクターブ上、2オクターブ上に音を上げることが得意な楽器です。
  弾むようなスタカートの音を出すことができます。
  
• 楽譜: ファゴットは、3オクターブ以上の音域を持つため、高音域ではハ音記号が使われます。
  ハ音記号は、五線譜上の位置によって、アルト記号、テノール記号とも呼ばれます。