【2025年吹奏楽部】だれにでもできる部活動の地域移行

【2025年吹奏楽部】だれにでもできる部活動の地域移行

吹奏楽部の地域移行ってどうなってるの?

服部管楽器 服部

2025年2月現在、移行する側の人はしっかり考えてくれてます!

移行する側の人ってどんな人?

服部管楽器 服部

教育委員会吹奏楽連盟のみなさんが積極的に動いてくれています。
ただ、受け取る側の人はまだ動きが見えてきていません。

移行を受ける側の人ってどんな人?

服部管楽器 服部

地域の吹奏楽愛好家、全員のことです!

すでにすっかり話題となっている部活動の地域移行(→地域展開と名前が変更になっています)
学校関係の皆さんや自治体の皆さんは急いで準備に取り掛かってくれています。
ただ、それって移行する側の人がしっかり取り組んでくれているということ。

果たして部活動を移行される側、受け取る地域としてはどのように考えればいいのでしょうか。

この記事は吹奏楽の地域展開に触れ、民間目線でできることを一緒に考えていく記事です。

そもそも吹奏楽部の地域移行とは何か。

部活の地域移行ってなんだっけ?という方も多くいらっしゃると思います。
部活動地域移行のおさらいはこちらからどうぞ!

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【大人も子供も】だれにでもできる部活動の地域展開

前述のとおり、学校や自治体は一生懸命地域移行に取り組んでいらっしゃいます。
ただ、地域移行を受け取る側、展開される側であるはずの地域の動きと言えば、まだまだ見えてこない状態です。
それでは一体どんなことをするべきなのでしょうか。

結局わたしたち民間人に何かできることはあるの?

服部管楽器 服部

あります!地域展開のもう一人の主役はぼくたち民間人です!

【大人も子供も】だれにでもできる部活動の地域展開

服部管楽器が考えるだれでもできる部活動の地域展開
このように考えてまとめてみました!
※これは見やすく文字数順に並べているだけで、序列ではありません
①演奏会に行く
②楽団に入団する
③人前で演奏をする
④憧れの楽器を買う
⑤友人に音楽を勧める
⑥吹奏楽団を立ち上げる
⑦友人を楽器沼に落とす
⑧音楽家仲間と緩く繋がる
⑨人材バンクに講師登録する
⑩使ってない楽器を楽器屋に売る

だれにでもできる部活動の地域展開① 演奏会に行く

①演奏会に行く
吹奏楽人気の創出には演奏会の盛り上がりを作るのが最適です。
友達が出るコンサートでもいいですし、全く知らないバンドを聞いてみるのも楽しいですよ!

それも批判的に聴いて講評をするんじゃなくて、
その場の音楽時間を楽しんでみましょう。

楽しかった時間をSNSで発信すると、出演者のみなさんの次回へのモチベーションになること間違いなしです!
音楽を続けられる環境というのはオーディエンスが居てはじめて成り立ちます。

そして、音楽をやっている人たちの声
「音楽って楽しいよ!音楽家って良い人たちばかりだよ!」
こういう明るい声が多い音楽界になれば、新規参入の障壁を低くします。
演奏会に行くことは立派な地域展開です。

だれにでもできる部活動の地域展開② 楽団に入団する

②楽団に入団する

もし楽器が吹けるのであれば地域の楽団に所属してみましょう!
音楽人口が増えることが吹奏楽界を守ることに直結します。

楽団の先輩は新人の芽を潰すことなく大切に守ってあげてくださいね。

楽団に入団することは立派な地域展開です!

だれにでもできる部活動の地域展開③ 人前で演奏をする

③人前で演奏をする

コンサートでもソロでもYouTubeでもOKです。
人前で演奏している姿を見せることがとっても大切です。

吹奏楽部がなくなります。
そうすると学校での演奏機会は極端に減ります。
そうすると「わ、楽器ってかっこいいんだ、やってみたい」という環境は自然には生まれません。


楽器をやっていない層に演奏のすばらしさを伝えていきましょう。

「吹奏楽ってかっこいい!」
「みんなで一つのものを作ることができる音楽ってすばらしい」
こんな感想を持ってもらえるようにバンバン演奏するべきです!


人前で演奏することは立派な地域展開です!

だれにでもできる部活動の地域展開④ 憧れの楽器を買う

④憧れの楽器を買う
文化の発展は経済の発展とともにあります。

イメージは外貨を稼いで(音楽業界以外で得た賃金を使って)音楽業界に還元するということです。

音楽にお金を使うことで、業界が盛んになります。
そして憧れの楽器を演奏することでモチベーションも高まるはずです!

憧れの楽器を買うことは立派な地域展開です。

だれにでもできる部活動の地域展開⑤ 友人に音楽を勧める

⑤友人に音楽を勧める

さあ、仲のいい友人を音楽の世界に引きずりこみましょう!

昔やってたけど久々に楽器やってみない?って誘い方でもOK。
ブランクなんて気にしなくてOKです。
楽器をやめた人がまた戻ってくる!
これも音楽人口の増加に間違いありません。

最終的には吹奏楽人口が増えれば勝ち。
吹奏楽人口が減れば吹奏楽文化の消滅に近づきます。

友人に音楽を進めることは立派な地域展開です。

だれにでもできる部活動の地域展開⑥ 吹奏楽団を立ち上げる

⑥吹奏楽団を立ち上げる
いきなりハードルが上がったように思いますが、
最初に言ったように順番で並んでいるわけではないですのでご安心ください!
できるものだけやればいいんです。何をやってもいいんです。

正直言います。
令和7年。
吹奏楽団を作るのは簡単です。

理由はインターネット、もっと言うとSNSの普及が大きいです。
またフレキシブル楽譜やPOPS曲の量が、バンド運営を簡単にします。
POPSメインでやるならば大型打楽器はマストではありません。
ドラムセットがあれば音楽として成り立つことでしょう。

最も難航しそうな練習場所についてですが、
今後地域展開とともに学校開放もしやすくなりますので、
練習場所には困らなくなる未来があります。

是非小学生や中学生と一緒にできるような活動を期待します。
苦労はするけど楽しいですよ。

吹奏楽団を立ち上げるのは立派な地域展開です。

だれにでもできる部活動の地域展開⑦ 友人を楽器沼に落とす

⑦友人を楽器沼に落とす

文化の発展は経済とともにあります。

ところで、あなたが勧めようとしている楽器は、その友人にとって何に当たりますか?

ただの道具?
無駄遣い?

違います。
輝くサウンドと、輝くサウンドで得る充実した音楽ライフです。

一生モノなので、しっかりした沼をご紹介ください。

友人を楽器沼に落とすことは立派な地域展開です。

だれにでもできる部活動の地域展開⑧ 音楽家仲間と緩く繋がる

⑧音楽家仲間と緩く繋がる

これ、真面目に重要です。

他団体のあの人や、SNSでたまに見かけるあの人や、名前も知らないどなたか。

音楽を愛すもの同士、緩く繋がっていてください。

ゆるくつながり、部活の地域展開に対してアンテナを張っておいてください。
そうすることで情報の伝達が団体を超えて可能になります。

もう団体ごとで敵対するようなフェイズはとうに終わりました。
そんな時代錯誤なことは今すぐ辞めて、緩く寛容に繋がっているべきです。

閉鎖的な業界は衰退を促進します。
開放的な業界をめざすために
音楽家仲間と緩く繋がることは立派な地域展開です。

ミラホリック

だれにでもできる部活動の地域展開⑨ 人材バンクに講師登録する

⑨人材バンクに講師登録する

各自治体に人材バンクのような仕組みができています。
吹奏楽チームの講師として登録してみてください。
基本的に自治体の人材バンク=有償のお仕事として考えていることがほとんどです。

人材バンクが現在ないところでも、今後できます。
我こそはと思う方は登録をしてみてください。

地域によっては講師の登録が過多で、チームからの希望がほとんどないようなことがあります。
たとえお仕事がマッチングしなくても、
登録人数が多ければ今後の指針となります。
つまり需要があるとみなされると有利なんです。

講師として勤めることは完成された地域展開です。
人材バンクに登録するだけでも立派な地域展開です。

だれにでもできる部活動の地域展開⑩ 使ってない楽器を楽器屋に売る

⑩使ってない楽器を楽器屋に売る

とうとう最後の項目です。
今まで9つのアイデアを書き出しまして、10こめのアイデアです。

いよいよどうしようもなく音楽を辞めるとき、
その楽器は楽器店に売ってください。

寄付じゃなくて、リサイクルショップじゃなくて
楽器店に売ることが部活の地域移行につながります。


それはなぜか。

寄付→寄付した先で誰も使わない可能性が高いため。
なぜか→その楽器が壊れている場合、ものによっては10万円近い修理代が必要になります。
これは大げさに言っているわけではなくて、例えば20年前のアルトサックスならほぼ間違いなくオーバーホールが必須です。
その場合10万円弱の修理代となります。
地域移行チームは潤沢な予算がない場合がほとんどです。
これでは修理代を捻出するのが困難ですので、使いたくても使えない楽器になります。

リサイクルショップ→音楽業界ではありませんので、この場合音楽業界から資産がリサイクルショップ業界へ流出したことになります。先述のとおり外貨を稼ぎたいのですが、これではそれがかないません。
つまり音楽業界の隆盛に寄与しません。
大事な楽器なら楽器店に販売することをオススメいたします。


お米にしてもお金にしても楽器にしても、溜め込むと景気が悪くなります。

みなさんの倉庫に眠る楽器たちが一斉に世に出れば
相当な低価格販売が期待できます。

新品楽器が高いのは数が売れないから。
中古楽器が高いのは買取の量が少ないからです。
きちんと循環させる必要があるんです。

少なくとも捨てちゃだめですよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
服部管楽器 服部が部活の地域展開について我々民間人にできることをまとめてみました。
また、地域展開に伴うご意見ご質問ご要望などありましたら
服部管楽器まで教えてください。
意見交換いたしましょう!

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