サックスの買取相場は?高く売るためのポイントや売るときの注意点も解説

大切な楽器を手放すとき、「この楽器はいくらの価値になるだろう?」「傷や経年劣化で価値がないのでは?」など、不安に思う事も多いのではないでしょうか。

買取業者の数も増加傾向にあるため、どの業者にすべきか迷い、なかなか買取に踏み出せない方も少なくありません。

本記事は、管楽器専門店である服部管楽器が、サックスのメーカー別買取相場から高く売るためのコツ、信頼できる買取サービス選びまで、詳しく解説します。

売却時の不安を解消して、大切なサックスを安心して買取に出しましょう。

この記事でわかること
  • メーカーやモデルごとのサックスの買取相場
  • 服部管楽器の買取実績
  • サックスを高価買取してもらうためのポイントや注意点

サックスの買取なら服部管楽器へ

目次

サックスの買取相場

サックスは、クラシックからジャズ、ポップスまで幅広いジャンルで活躍し、多くの音楽愛好家に親しまれている楽器です。

しかし近年では、製造コストや輸送費の高騰により、新品のサックス価格は値上がりを続けています。

「新品のサックスは高価で手が届かない」と、良質な中古品への需要が急増し、中古サックスの相場も高騰しています。

プロフェッショナル向けの高級モデルから、初心者向け・学生向けモデルまで一定の需要が常にあり、適切なメンテナンスが行われていれば価値を維持しやすい楽器と言えるでしょう。

メーカー別・グレード別の買取相場

サックスの買取価格は、メーカーやモデル、状態により大きく異なります。

ここでは主要メーカーのグレード別買取相場を紹介します。

メーカー学生用モデル中級機上級機・プロ用
YANAGISAWA(ヤナギサワ)8〜15万円15〜25万円15〜30万円
A-WO1,A-901A-WO10,A-991A-WO20,A-992
YAMAHA(ヤマハ)3〜8万円5〜25万円10〜65万円
YAS-280,YAS-380YAS-480,YAS-62YAS-875,YAS-82Z
SELMER(セルマー)13〜40万円15〜62万円40〜100万円
SA80シリーズⅡ,シリーズⅢマークⅥ,
スーパーアクション
BUFFET CRAMPON(ビュッフェ・クランポン)4〜15万円12〜30万円20〜60万円
BC8101BC8401Prestige
CADSON(カドソン)4〜12万円6〜15万円8〜15万円
CSS-100A-900Y,T-900BNA-92,902シリーズ

※上記の価格はあくまで目安です。実際の買取価格は、製造年や状態により変動します。

各メーカーの特徴解説

サックスはメーカーによって音色の特徴や価格帯が異なります。

サックスの主要メーカーは以下の通りです。

  • YANAGISAWA(ヤナギサワ)
  • YAMAHA(ヤマハ)
  • SELMER(セルマー)
  • BUFFET CRAMPON(ビュッフェ・クランポン)
  • CADSON(カドソン)

買取を検討する際には、各メーカーの特性を理解しておきましょう。

YANAGISAWA(ヤナギサワ)

日本を代表するサックスメーカーで、精密な加工技術と安定した音質で世界中のプレイヤーから高い評価を得ています。

特にブロンズ製やシルバー製のモデルは音色の豊かさで定評があり、中古市場でも高い人気を保持しています。

買取価格も比較的安定しており、良好な状態であれば高額査定が期待できます。

YAMAHA(ヤマハ)

コストパフォーマンスに優れたモデルから、プロフェッショナル向けの高級機種まで幅広いラインナップを展開しています。

特にカスタムシリーズ(YAS-82Z、YAS-875)は、中古市場でも高い需要があります。

耐久性に優れ、学生からプロまで多くの奏者に愛用されており、安定した買取価格を維持しています。

SELMER(セルマー)

フランスの老舗メーカーで、世界最高峰のサックスを製造しています。

特に1950〜60年代製造のマークVIは、ヴィンテージサックスとして高額査定になることも珍しくありません。

音楽性の高さと歴史的価値から、コレクターからの需要も高く、状態が良ければ非常に高い買取価格が期待できます。

BUFFET CRAMPON(ビュッフェ・クランポン)

フランスの老舗メーカーで、クラリネットで有名ですが、サックスも高品質な製品を提供しています。

特にprestigeなど管体が銅で作られたブロンズモデルは、クラシック奏者から高い評価を得ており、豊かな音色と安定した演奏性が特徴です。

精密な職人技術により製造され、高級モデルは希少性もあり、状態の良いものは高額査定となる傾向があります。

CADSON(カドソン)

台湾のメーカーで、手頃な価格帯の初心者向けモデルから、プロフェッショナル仕様の上級機まで幅広くラインナップしています。

2010年ごろを中心に爆発的な人気がありました。

特に902シリーズは、ジャズ向きのダークな音色とコストパフォーマンスの高さから中古市場での需要も安定しています。

服部管楽器のサックス買取実績

服部管楽器は、楽器の買取をはじめ、修理、音楽教室、出張演奏など幅広い音楽事業を手がける管楽器専門店です。

岡山・東大阪・西巣鴨の3店舗を展開しており、店舗での楽器買取はもちろん、宅配買取の実施により、全国どこからでも楽器買取を受け付けています。

サックスの買取では、学生用の入門モデルからプロフェッショナル向けの高級機種まで幅広く取り扱っており、専門家による的確な査定を実施します。

また、服部管楽器では自社の修理工場を完備しており、一般的な買取業者よりメンテナンスコストを抑えることが可能です。

そのため、状態に不安のあるサックスでも、修理によって価値を見出せる可能性が高く、一般的な買取業者より高値での買取ができる点も魅力です。

サックスの買取なら服部管楽器へ

サックスを高く売るための3つのポイント

サックスを高く売るためのポイントは大きく3つが挙げられます。

  • 汚れや傷を確認する
  • 付属品やケースを揃える
  • 複数業者に査定を依頼する 

詳しく解説します

汚れや傷を確認しクリーニングを行う

サックスの売却前には、基本的なクリーニングを行いましょう。

事前のクリーニングで状態が良くなれば、査定額がアップする可能性があります。

まず、目視で楽器全体の汚れや傷の確認を行います。キー部分の指紋や汗の跡、マウスピース内部の汚れなどは、柔らかい布や専用のクリーニングクロスで丁寧に拭き取ります

特に見落としがちなのが、タンポ周辺の汚れです。タンポ周辺の汚れはクリーニングペーパーを使って、水分や汚れを優しく取り除くと良いでしょう。

ただし、素人による無理な清掃は状態を悪化させるケースもあるため注意が必要です。

基本的なクリーニングにとどめ、専門性を要する分解や複雑なクリーニングは買取業者にお任せすることをおすすめします。

付属品やケースを揃える

付属品の有無は査定額にも影響します。

買取に出す際は可能な限り「購入時の状態」を目指し、付属品を揃えておきましょう

特に純正ケースは楽器保護の役割だけでなく、買取モデルの正規性を証明する重要なアイテムです。

マウスピースやリガチャー、リードケース、お手入れ用品なども一式揃えておくと、買取業者が不足品を別途調達する必要がないため査定額アップにつながります。

その他、取扱説明書や保証書などの書類類も価値があります。

購入時のレシートがあれば年式の証明になるため、保管している場合は併せて提示しましょう。

複数業者に査定を依頼する

買取業者ごとに得意とするジャンルやメーカー、在庫状況が異なるため、買取業者によって査定額に差が出ることは珍しくありません。

買取業者選びの際は、最初から1社に決めるのではなく、2〜3社に査定を依頼し、適正な市場価値を見極めるようにしましょう。

現在はLINEやWebなどを使った簡易査定も一般的です。

楽器の写真を撮って送るだけで、無料で査定額を算出してくれるため、査定額の比較も手間なく行えます。

少しでも高値で買取に出したい場合は複数業者の査定額を比較し、より良い条件で買取をしてくれる業者を選択しましょう。

サックスを買取に出す際の注意点

サックスを買取に出すときの注意点は以下の3つです。

  • 汚れや傷は素直に申告する
  • 安心できる業者に依頼する
  • 配送する場合は梱包にも注意する 

詳しく解説します

汚れや傷は素直に申告する

査定時にはサックスの状態を率直に伝えることが重要です。

簡易査定は写真のみの情報となりますが、不具合を申告せず査定に出した場合、正確な査定額を算出することができません。

また、複数業者から見積もりを取る際にも、正確な査定額が算出できていないため、買取業者を選定することが困難です。

実際の買取時には、サックスに精通したスタッフが入念に確認を行うため、不具合を隠し通すことはできません。

不具合は包み隠さず申告することで、正確な査定額を算出でき、より査定額が高いところに売りに出すことができます。

安心できる業者に依頼する

近年増加する買取業者の中には、不適切な査定を行う業者も一定数存在します。

実際の価値を大幅に下回る買取額を提示したり、後から予期せぬ手数料を要求されるトラブルも報告されています。

安心できる業者に依頼するためには、買取価格のみに注目するのではなく、複数の判断基準を持つことが大切です。

  • 豊富な買取実績があるか
  • 公式サイトに具体的な買取事例や明確な査定基準が掲載されているか
  • 第三者の口コミや評判が良好であるか

また、サックスの買取を行う際は、楽器専門の買取店を選ぶことがおすすめです。

楽器専門の買取店では、専門知識を持ったスタッフが、サックス本来の価値や希少性を加味して適切な査定額を算出してくれます。

配送する場合は梱包には注意する

宅配買取を希望する場合、梱包方法にも注意が必要です。

サックスは精密機器ですので、輸送中の衝撃でキーが曲がったり、パッドが傷ついたりする可能性があります。

ケース内でサックスが動かないように固定し、さらにケースの周りをエアパッキンや緩衝材で保護するなど、二重三重の対策を行いましょう。

外箱には「ワレモノ注意」「天地無用」などの表示を必ず行い、可能であれば保険をかけた配送方法を選択すると安心です。

梱包に自信がない場合は手間と不安を解消できる「出張買取」サービスも検討しましょう。

担当者が直接ご自宅を訪問し、査定から買取までを一度に完結できるため、運送中の破損リスクがなく、その場で疑問点も解消できる点が魅力です。

サックス買取でよくある質問

サックス買取でよくある質問は以下の3つです。

  • 査定から買取までにかかる時間
  • 入金までの流れと時期
  • 買取に必要な書類と準備物

詳しく解説します。

査定から買取までにかかる時間

買取方法査定時間買取完了まで備考
店頭買取15〜30分最短即日査定完了後、即時買取が可能です
出張買取30〜60分最短即日当日中に現金での支払いが可能です
WEB査定24時間以内3〜7日写真による簡易査定後、宅配買取へ移行
宅配買取1〜2営業日4〜10日楽器到着後の査定となります

査定にかかる時間や買取完了までの期間は、買取方法によって異なります。

店頭買取・出張買取が最も迅速であり、その場で現金を受け取ることができます。

一方、宅配買取は査定に同席する必要がないため、楽器を郵送してしまえば査定額の算出まで自由に過ごすことが可能です。

しかし、郵送に日数を必要とすることや、入金手続きに数日要することもあるため、4〜10日ほどの時間を要します。

入金までの流れ

店舗買取の場合】

  • 査定完了・金額合意
  • 本人確認書類の確認
  • 必要書類への記入
  • その場で現金受け取り(最短10分程度)

【出張買取の場合】

  • 査定完了・金額合意
  • 本人確認書類の確認
  • 必要書類への記入
  • その場で現金受け取り(最短15分程度)
  • 一部地域では銀行振込対応も可能

【宅配買取の場合】

  • 査定結果の連絡・金額提示
  • お客様の同意(電話または専用フォーム)
  • 必要書類の返送(メールまたはFAX)
  • 指定口座への振込(1~2営業日以内)

    買取方法により流れが異なります。

    買取方法は自身の要望に応じて、最も都合の良いものを選択すると良いでしょう。

    買取店を選定する際には希望する買取方法があるかどうか、自身のエリアが対象となっているかどうかも併せて確認が必要です。

    買取に必要な書類と準備物

    必須書類

    • 本人確認書類(下記いずれか)
      • 運転免許証
      • パスポート
      • マイナンバーカード
      • 住民基本台帳カード
    • 印鑑(買取金額によって必要になるケースあり)

    手元にあれば持っていった方が良いもの

    • 取扱説明書
    • 保証書
    • 購入時レシート(あれば)
    • 修理記録(あれば)

    ※18歳未満の方が買取を依頼する場合は、保護者の同意書が必要です。
    ※本人以外が楽器を持ち込む場合は委任状が必要です。

    楽器の買取は古物営業法に基づき、本人確認が必須です。

    また、付属品は買取価格に影響しますので、お手元にあるものはサックスと併せて買取に出すことがおすすめです。

    保証書や購入時のレシートなどの書類も、楽器の状態や価値を証明する重要な資料となり、査定額アップにつながる可能性があります。

    宅配買取の場合は、これらの書類をコピーまたは写真に撮り、メールで送付しましょう。

    サックスを売るなら服部管楽器にご相談ください

    サックスを高価買取してもらうためには、事前のケアと付属品の管理、複数業者への査定が重要です。

    また、古くて状態が悪くなっているサックスでも、自社に修理工場を持つ買取業者であれば、価値を見出し他の買取業者よりも高値での売却が可能です。

    サックス買取をご検討中の方は、ぜひ服部管楽器にご相談ください。

    服部管楽器では、自社の修理工場を保有し、サックスに精通した修理技術者が在籍しているため、専門的な視点で価値を適切に評価できます。

    WebやLINEでの簡易査定も行っているため、サックス買取をご検討中の方は、ぜひ服部管楽器にご相談ください。

    サックスの買取なら服部管楽器へ

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