絶対聴いておくべき有名なプロトランペット奏者~クラシックからジャズまで、日本人奏者も

「トランペットを上達するにはプロの演奏を聴くべきと言われたが、誰の音を聴けばいいのかが分からない。」このような悩みはありませんか?

実はどれだけトランペットの技術練習を行っても、それだけでは本当の意味で上達することはできません。

なぜならイメージできない音は出せないからです。

このイメージ力を鍛えるには、良い音楽、良いトランペット奏者の音を聴いていくしかありません。

そこでこの記事では、吹奏楽CDのレコーディング30枚以上に携わった著者が、トランペットで聴くべき有名なプロ奏者を厳選してご紹介していきます。

この記事を読めば、あなたもお気に入りのトランペット奏者を見つけることができ、自分が本当に出したい音を探すヒントを得ることができるはずです。

ぜひ最後までお読みください。

絶対に聴くべき有名なトランペット奏者~クラシック編

クラシックのトランペットの世界で世界最高峰と呼び声の高い奏者たちを紹介していきます。

オーケストラや吹奏楽でトランペットを演奏されている方は必聴です。

モーリス・アンドレ

フランスのトランペットの巨匠であるモーリス・アンドレ氏。

“キング・オブ・トランペット”と言われるほどの腕前を誇っていました。

流麗で優美な演奏な演奏が特徴で、テレマン・バッハ・ハイドン・フンメルらのトランペット協奏曲の数多くの録音は歴史に名を遺す名盤となっています。

演奏家としてのキャリアももちろん抜群ですが、他の楽器の作品を編曲して、トランペットの独奏用レパートリーを増やすことにも尽力してきました。

セルゲイ・ナカリャコフ

ロシア生まれ、イスライル国籍のトランペット・フリューゲルホルン奏者として活躍しているセルゲイ・ナカリャコフ氏。

弱冠 15 歳でテルデック・インターナショナルと専属契約を結びCDデビューを果たし、華々しくキャリアをスタートさせました。

誰にも真似のできない超絶的な演奏テクニックとビードロのような美しい音色から「トランペット界のパガニーニ」、「トランペット界のカルーソー」とも呼ばれています。

日本ともゆかりの多いトランペット奏者で、1998年のNHK朝の連続テレビ小説『天うらら』のテーマ曲、2005年には大河ドラマ『義経』の紀行テーマの演奏などを担当しており、ナカリャコフ氏の音を実は聴いていた、という日本人も多いです。

ホーカン・ハーデンベルガー

スウェーデンのトランペット奏者であるホーカン・ハーデンベルガー氏。

パリ、ロンドン、ジュネーヴ、ミュンヘンなどの国際音楽コンクールを制覇し、早くから「地上で最高のトランペット奏者」や「モーリス・アンドレ以来の大器」との呼び声が高い奏者です。

現代の作曲家に多くの楽曲を委嘱し、トランペットの楽曲のレパートリーを広げる活動にも尽力しています。

ソリストとして世界各地で演奏活動に取り組んでおり、1989年、1998年、2025年に来日しました。

津堅 直弘

津堅 直弘さんは、新星日本交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団を経て、1978年から2010年という長きにわたって、日本を代表するオーケストラであるNHK交響楽団にて、首席奏者を歴任してきた、日本トランペット界のレジェンド奏者です。

トランペット奏者としての活動だけではなく、1988年からマルセル・ケンツビッチのペンネームで作曲も行っています。

現在は、東京音楽大学客員教授や日本トランペット協会会長などを務め、後進の指導や音楽界の発展に尽力しています。

菊本 和昭

菊本 和昭さんは、2012年から現在まで、NHK交響楽団首席トランペット奏者として活躍されている現役奏者です。

これまでに東京交響楽団、京都市交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団とソリストとして共演してきました。

東京藝術大学非常勤講師。大阪音楽大学客員教授として、後進の育成にも尽力されています。

児玉 隼人

児玉 隼人さんは、現在最も注目される若手トランペット奏者とされています。(2009年6月20日生まれ。)

2024年、管楽器においては日本一のコンクールとも言える第39回日本管打楽器コンクールトランペット部門において、全部門での史上最年少で第1位。文部科学大臣賞、東京都知事賞を受賞、併せて特別大賞(内閣総理大臣賞)受賞し、一気に注目度を増した奏者となりました。

2025年4月から、ドイツ・カールスルーエ音楽大学に通っており、2026年現在は学生という立ち位置ではありますが、近い将来、トランペット界に一大旋風を巻き起こす可能性を秘めています。

今のうちから注目しておいて、損はないトランペット奏者でしょう。

絶対に聴くべき有名なトランペット奏者~ジャズ編

トランペット界においては、ジャズの巨匠も強烈な存在を放っています。

トランペット奏者であれば、ぜひ聴いておきたい奏者を揃えました。

ルイ・アームストロング

アメリカ合衆国・ルイジアナ州ニューオーリンズ出身のジャズ・トランペット奏者兼歌手であるルイ・アームストロング氏。

みんなで合わせる音楽だったジャズに「個人のアドリブ(即興演奏)」という主役の座を持ち込み、音楽の歴史そのものを変えた、偉大な音楽家であります。

後に紹介する世界的ジャズ・トランペッター、ウィントン・マルサリス氏も「色々なトランペット奏者の良い所を盗もうとしたけど、アームストロングだけは盗めなかった。とにかく凄すぎるからさ。」とコメントしているほど、卓越したトランペットの技術を誇っています。

さらに歌手としても超一流(むしろ歌手としての方が有名かもしれません。)で、「スキャット」という歌の手法を生み出したのもアームストロング氏です。

また「What a Wonderful World」という、誰もが知る名曲を生み出している点も功績としてあります。

マイルス・デイヴィス

アメリカ合衆国出身のジャズトランペット奏者兼作曲家・編曲家であるマイケル・デイヴィス氏。

「モダン・ジャズの帝王」と呼ばれるほど、高い評価を受けています。

デイヴィス氏の演奏の特徴として、ミュートを(1940年代後半〜1950年前半に使用したミュートは「カップ・ミュート」が中心で、「ハーマン・ミュート」を頻繁に使用するのは1950年代中頃から)使用し、自身の特性を考慮し、ヴィブラートをあまりかけず、跳躍の激しい演奏などといったテクニックにはあまり頼らない面が挙げられます。

またハイトーンを避け、中音域がトランペットにおいて最も美しい音が出る、として多用し、音から音へ移動する場合、半音階を用いているのも特徴です。

ウィントン・マルサリス

アメリカ合衆国出身のトランペット奏者兼作曲家であるウィントン・マルサリス氏。

特徴はクラシックとジャズの二刀流で活躍したという点で、6枚のクラシックと、30枚以上のジャズのレコードを出し、クラシックとジャズの両部門で合わせて9つのグラミー賞を獲得している史上初の音楽家です。

またマルサリス氏は、2023年の第34回高松宮殿下記念世界文化賞の音楽部門を受賞されています。

日野 皓正

日本を代表するジャズトランペット・コルネット奏者である日野 皓正さん。

90年以降、「アジアを一つに」という自身の夢のもと、アジア各国での活動を増やしていきました。

その結果、2001年芸術選奨 「文部科 学大臣賞」受賞。2004年紫綬褒章、文化庁芸術祭「レコード部門 優秀賞」、毎日映画コンクール「音楽賞」など数多くの賞を受賞。

近年は体調不良により、活動休止が多くなってきていますが、日本のジャズトランペットの第一人者である功績は消えません。

エリック・ミヤシロ(エリック宮城

アメリカ合衆国のハワイ州生まれのトランペット(フリューゲルホルン)奏者で、日系3世であるエリック・ミヤシロ氏。

ハイノート・ヒッター(非常に高い音域を正確に演奏すること)として有名な演奏家です。

アメリカ生まれではありますが、活動の拠点は日本にあり、昭和音楽大学ポピュラー音楽コーストランペット講師であり、国立音楽大学、洗足学園音楽大学および大阪芸術大学においても客員教授を務める傍らで、日本を代表する実力派プレイヤーを集めた「EMバンド」を結成。

また吹奏楽をやっている方にはなじみ深い「ニュー・サウンズ・イン・ブラス」シリーズのレコーディングにも、数多く参加されています。

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良い奏者の音色を聴いてイメージを作り、練習を積み重ねることで良い音を手に入れることはできますが、そのためにはやはりグレードの楽器は必要になってくるもの。

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