「トランペットのソロコンの楽譜を探しているけど、どれを演奏していいか分からない」「中学生・高校生でも演奏できる、おすすめの楽曲を知りたい。」このような悩みはありませんか?
じつはソロコンで金賞を狙うには、演奏のレベルはもちろんですが選曲も非常に重要になってきます。
そこでこの記事では、吹奏楽CDのレコーディング30枚以上に携わった著者が、トランペットのおすすめのソロコン楽曲ついて詳しく解説していきます。
この記事を読めば、あなたに合ったソロコンの楽曲が見つかるはずです。
ぜひ最後までお読みください。
トランペットで吹く、ソロコンテストでおすすめの楽曲
トランペットでソロコンテストに参加するにあたり、おすすめの曲を紹介していきます。
自分が演奏できるかを考慮することはもちろん大切ですが、最終的には「この曲を吹いてみたい!」という気持ちになれる1曲を選ぶことができれば、より練習にも熱が入るのでおすすめです。
夜空のトランペット(ニニ・ロッソ)
ジャズトランペット奏者であるニニ・ロッソが作曲した世界的なヒット曲です。
トランペット奏者が作曲したこともあり、トランペットの魅力がふんだんに詰まった楽曲となっています。
速いパッセージがあるわけではなく、バラード調ですので音色や表現力に自信のある方はぜひ選んでみてください。
冒頭のファンファーレは無伴奏、トランペット1本だけで奏でられるので、まずはそこで聴衆を惹きつけられるかが演奏のポイントになってきます。
アンダンテとアレグロ(ロパルツ)
フランスの作曲家であるロパルツの書いた、トランペットのオリジナル曲。
タイトルの通り、表情豊かに歌うアンダンテ部分と、技術力が試されるアレグロ部分に分かれており、コンテスト向けの曲と言えるでしょう。
トランペットソロ曲の中では比較的簡単な楽曲という評価ですが、C管想定で書かれているので、B♭管で吹くと難易度は上がります。
華麗なる幻想曲(アーバン)
アーバンは、トランペットのバイブルとも言える「アーバン金管教本」を出版し、作曲者としても著名なフランスのコルネット奏者です。
楽曲のタイトルやパッと見の楽譜の見た目と比較しても、難易度はそれほど高くはなく、挑戦しやすい楽曲と言えるでしょう。
高校生のソロコンテストでは定番中の定番と言われている楽曲です。
速いパッセージもほとんどがスケール・半音階なので、日々の基礎練習の成果が出やすい楽曲となっています。
アーバン教則本1巻を終えている方であれば、十分挑戦可能です。
輝く雪の歌による変奏曲(アーバン)
こちらもアーバンの楽曲からの紹介です。
変奏曲ですので、時間制限や自分が苦手な箇所があった場合は、カットして演奏することもできます。
タンギングが多用されるので、日々の練習でのタンギングの取り組みが、楽曲の完成度を左右しそうです。
なお、トランペットのタンギングについては、こちらの記事でも解説していますので、もしよければご覧になってみてください。
>【完全解説】トランペットのタンギングのコツ~綺麗なタンギングにするための練習方法からダブル・トリプル・フラッタータンギングまで
コンサート・エチュード(演奏会用練習曲)Op.49(ゲディケ)
ロシアの作曲家であるゲディケが書いた、トランペットのコンサートエチュードの中では最も有名な1曲。
楽曲全体に疾走感があり、歯切れのよいリズム感を表現できるかが勝負となります。
正確なタンギングで、鳴りムラなく音がきちんと並ぶよう練習していきましょう。
注意点としてはピアノの難易度が高めですので、選曲前にピアニストに楽譜を見せておくことをおすすめします。
ヴェニスの謝肉祭による変奏曲(アーバン)
こちらもアーバンの楽曲から。
超絶技巧曲として知られていますが、当てやすいパッセージも多く、難易度以上の効き映えで演奏効果の高い楽曲と言えるでしょう。(もちろん簡単ではないですよ。)
作曲者がアーバンということで、アーバン教則本に出てきそうな音形も多く見られます。
幅広い音域を使ったタンギングを多用する、技術的に難しい箇所もあるので、まずはゆっくりなテンポで、焦らずに練習してみてください。
幻想曲(ファンタジー)(トーメ)
フランスのピアニスト兼作曲家であるフランシス・トーメの代表作。
1902年のパリ音楽院の試験曲として書かれた経緯があることから、難易度は比較的高めです。
日本でも音大受験やコンクールなどの定番曲として位置づけられています。
速いパッセージを正確に吹くことはもちろんですが、フランス近代作品らしい甘美で抒情的な表現も必要となる1曲です。
トランペット協奏曲(ハイドン)
古典派を代表するオーストリアの大作曲家であるハイドンが書いたトランペット協奏曲。
トランペットのソロ曲の中で最も有名な曲と言っても過言ではなく、トランペット奏者以外からも認知されており、広く愛されている楽曲となります。
本来はE♭管トランペットを使用する楽曲ですが、演奏技術向上のためB♭管で演奏することも珍しくはありません。
有名曲だけあり、様々なトランペットの巨匠の方々が録音を残していますので、ぜひ色々な演奏を聴いて、自分のインスピレーションを磨いてみてください。
技術的な難しさよりも、誰もが知っているこの超名曲をどう音楽的に構成していくかに難しさがあるかもしれません。
トランペット協奏曲(アルチュニアン)
ソ連およびアルメニアのピアニスト兼作曲家が書いたトランペット協奏曲の代表曲です。
先ほど紹介したハイドンの楽曲と並んで、このアルチュニアンの楽曲はトランペット協奏曲の中でも最も有名な楽曲と言われています。
トランペットソロの中では、人気も難易度も非常に高い楽曲と言えます。
特に伴奏なしのカデンツ部分を上手く吹き切れば、コンクールの上位も見えてくるでしょう。
アルメニアの民族的な哀愁漂う美しい中間部と、華やかで超絶技巧を要するファンファーレ風の主題が特徴です。
レジェンド(伝説)(エネスク)
フランス生まれのジョルジェ・エネスクによって書かれた、世界で最も美しいトランペット楽曲と言われている作品。
エネスクは作曲だけではなく、ピアニストやヴァイオリニスト、指揮者としても才能を発揮していました。
少し聴いただけではそこまで難しくなさそうと錯覚してしまうかもしれませんが、難易度も非常に高いです。
特にスタミナがないと吹き切ることが難しいですし、もちろん高い表現力も必要となります。
無伴奏でソロコンにチャレンジしたい場合は?
ここまでソロコンの候補曲をいくつか挙げてきましたが、どれもピアノ伴奏があるものばかりです。
奏者によってはピアニストの方にお願いすることができない、といった事情もあることでしょう。
そんな時には「エチュード(練習曲)」を使ってソロコンに参加することを検討してみてください。
トランペットのエチュードには名曲も数多くあります。きっとあなたのお気に入りの1曲が見つかることでしょう。
より上級の楽器を手に入れて、ソロコンテストに参加しよう!

ソロコンテストはやはり大一番の本番です。悔いなく臨むためにも、自分の本当に吹きたい楽器で、妥協せずに取り組んでみたくはありませんか?
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