【サックス初心者】が知っておきたい音色を磨くための基本テクニック

「サックスの音色がきれいに吹けない」「どのように音色を変えていいのか分からない」このような悩みはありませんか?

実はサックスの音色を磨くために知っておいて欲しい情報は数多くあります。

そこでこの記事では、サックスの音色に関する情報を詳細にまとめました。

この記事を読めば、あなたのサックスの音色に関する悩みが全て解決しますので、ぜひ最後までお読みください。

サックスの音色を支える基本要素

サックス

【サックス初心者】が知っておきたい
音色を磨くための
基本テクニック

楽器本体よりも重要なマウスピース選び

サックスは口元に近いパーツほど、音色に与える影響が強いです。
そのため自分に合ったマウスピースを選ぶことは非常に重要となってきます。

マウスピースを選ぶ際に重要になるのは、「良い音を無理やり出そうとしない」ということです。
自分の奏法を無理やり変えて良い音を出せたとしても、それはマウスピースという道具に合わせていることになります。
自分の奏法を貫いて、良い音が出たマウスピースを選ぶようにしましょう。

マウスピースのおすすめモデルについては、別の記事で詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください。
>【サックス】吹奏楽で使うべきおすすめマウスピース
>【初心者必見!】サックスのジャズ系定番マウスピースを紹介

初心者でも簡単にできるリードの選び方

マウスピースと同様、サックスの音色を決定づける大事な要素の一つがリード選びです。
初心者の方でも、適切なリードを選ぶことで、音色が大きく変わるのを実感できると思います。
リードは硬さや素材によって、音の立ち上がりや響きが異なりますよね。

最初は、自分に合ったリードを見つけるのが難しいかもしれませんが、何度も試していくうちに「これだ!」と思うリードに出会えるはずです。その瞬間、音色が一段と豊かになって、演奏がもっと楽しくなりますよ。

マウスピースを選ぶときと同じく、自分の奏法を貫いて、良い音がするリードを探しましょう。

より詳しいリード選びのポイントはこちらの記事で解説していますので、ぜひ読んでみてください。
>【初心者向け】サックスリード選びのポイント

初心者から挑戦したい音色を豊かにする方法7選

アンブシュアの基礎練習で音色を安定させる

サックスを吹くときの口元(アンブシュア)が、音色に大きな影響を与えることは、よく知られていますよね。
アンブシュアで大切なことは、リラックスをすることです。マウスピースを噛んでしまうようではいけません。

また勘違いしている方も多いのですが、舌を上げて、口の中を狭くしておくことも重要です。
口の中を狭くしておかないと、スピードが速く圧力の高い息を出すことができません。

より詳しくアンブシュアについて学びたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
>【初心者向け】サックスのアンブシュアの作り方・吹奏楽奏者必見!

サックス

腹式呼吸を意識して、深く呼吸する

腹式呼吸を意識して、深くブレスを取ることができれば、リラックスした状態で、楽に良い音色で演奏することができるようになります。

腹式呼吸で大切なのは、横隔膜を意識することです。
息を吸ったときに、横隔膜がしっかり下がっていることを確認してみてください。
息は常にたくさん吸う必要はありませんが、この横隔膜が下がった感覚(深い呼吸)は必ず意識するようにしましょう。

レガートで曲の流れを滑らかに

サックスの音色を引き立たせるためには、レガートが重要な役割を果たします。
音符同士を滑らかに繋げて演奏することで、メロディがより自然な流れになりますよね。

サックスのレガートの奏法は「ロングトーンで演奏し、指だけ変える」というものです。
音が変わった瞬間にアンブシュアや息の入れ方まで変えてしまってはいけません。

よく感情を込めて演奏しようとして、1つ1つの音で歌っている方を見かけます。
音1つ1つで歌ってしまうと、音符が滑らかにつながっていきません。
音楽は基本的にフレーズで歌うので、注意してひょうげんしてみてください。

一見すると簡単なようですが、実はこのレガート奏法は難しいです。
音によって吹奏感が変わるので、無意識のうちに演奏の仕方も変えてしまうのが原因です。
根気強く取り組んでみてください。

ジャンルごとに音色を変えてみる

サックスはジャンルによって、全く異なる音色が求められます。
ジャズでは、少しざらついた感情的な音色が好まれる一方で、クラシックでは透明感のある、きれいな音色が重視されます。

ポップスや映画音楽では、また違ったアプローチが必要です。ジャンルごとに音色を変えることができるようになると、演奏の幅が広がり、聴衆に強い印象を与えることができるようになりますよ。

音色を変えるためのポイントは「息のスピード」です。
速い息を使えば硬い音に、ゆっくりな息を使えば柔らかい音になります。
ぜひ試してみてくださいね。

倍音練習で音色に奥行きを持たせる

倍音を意識した練習は、難易度は高いですが、音色を向上させるための非常に有効な方法です。
倍音とは、基音に対して微かに聞こえる高音の成分のことで、これを引き出すことで、音に奥行きや豊かさが加わります。
倍音練習を取り入れると、音色に立体感が出て、聞き手により感動を与える演奏ができるようになります。

具体的な練習方法としては、最低音のシ♭の指使いで、オクターブ上のシ♭→真ん中のファ→高音のシ♭→高音のレ→高音のファと順番に音を出していきます。
その上のシ、ドの指でもそれぞれ半音・全音上の音を出すことができます。

慣れるまでは大変ですが、続けることで確実に効果が出るはずです。

セッティングを見直して音色を調整する

初心者の方が見落としがちなのが、楽器のセッティングです。
実は、マウスピースやリガチャーの種類によって音色が大きく変わることがあるんですよ。
セッティングを見直すだけで、音が明るくなったり、深みが増したりします。
自分に合ったセッティングを見つけることで、より自然な音色を出すことができ、演奏にも集中できるようになります。
時間をかけて、自分にぴったりのセッティングを探してみてください。

より自分らしいセッティングを見つけるために参考になる記事を紹介します。ぜひ読んでみてください。
>【サックス】吹奏楽で使うべきおすすめマウスピース
>【初心者必見!】サックスのジャズ系定番マウスピースを紹介
>【サックス】吹奏楽で使うべきおすすめの人気リガチャー

音楽鑑賞で音色のイメージを広げる

自分の音色を磨くために、他のサックス奏者や様々なジャンルの音楽を聴くことも非常に大切です。
特に、自分とは違ったジャンルの音楽に触れることで、音色に対する新たな発見が得られることが多いです。

音楽鑑賞を通じて、音色のイメージを洗練させることで、自分の演奏にその影響を反映させ、より豊かで個性的な音色を作り出すことができます。

音楽を聴くことは、技術練習と同じくらい重要なプロセスです。イメージできない音色は、いくら技術を磨いても出すことはできません。

移動中や作業中など、ちょっとした空き時間でも良いので、良い音楽を聴くようにしてみてください。

まとめ・「音色」を磨くための3つのステップ

STEP
素の音色を磨く
  • 歌うときと同じ声帯の使い方を意識する:
     歌を歌うときと同じように、身体全体を響かせ、声帯を意識して演奏することで、より豊かで美しい音色を奏でることができます。
  • オーバートーン練習を取り入れる: 
    オーバートーン練習は、音色や響きを劇的に向上させる効果があります。
    オーバートーンを意識することで、より豊かで深みのある音色を奏でることができるようになります。
STEP
「曲に合わせた音色」を出す
  • イメージ力を鍛える: 
    良い音楽を聴き、イメージ力を鍛えることで、より表現力豊かな演奏が可能になります。
  • 息づかいを意識する: 
    息のスピード、方向、太さを微妙に変化させることで、様々な音色を表現できます。
    例えば、息のスピードを緩めると柔らかい音になりやすいです。
  • 発音(音の出だし)を意識する: 
    音の出だしを意識することで、音楽の印象を大きく変えられます。
    音の出だしはタンギングが非常に重要になってきます。
    タンギングに関してはこちらの記事で詳しく解説しています。
    >【サックスのタンギング練習】吹奏楽初心者でも上達する5つのステップ|舌の位置から発音まで完全解説
  • ビブラートを練習する: 
    ビブラートは、演奏に表情を与える重要な要素です。ビブラートを練習することで、より表現力豊かな演奏を実現できます。
    ビブラートに関してはこちらの記事で詳しく解説しています。
    >【初心者必見!】サックスのビブラートのかけ方のコツとQ&A集
STEP
楽器の選び方とセッティング

楽器本体、マウスピース、リード、リガチャーなどは、同じ型番・素材であっても、品質にバラツキがあるので、自分の演奏に合ったものを選び、セッティングすることが重要です。
自然に演奏して、良い音が出るものを選ぶ: 
道具を自分に合わせるのではなく、自分が自然に演奏して、良い音色・吹奏感であるものを選ぶのが重要です。

より上級な楽器を使って、より良い音を奏でてみませんか?

音色は奏者の実力はもちろんですが、使っている楽器によっても左右されてしまうもの。

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